ぼくの単行本リスト*マンガ略史つき

『長谷邦夫パロディ大全』(水声社)が
刊行中です。900ページ余の大冊!
★竹熊健太郎さんとの対談も収録。
 定価4000円+税



★2000年6月、古書の情報誌「彷書月刊」(発行・弘隆社*発売・論創社)で
ぼくの特集が組まれました。竹熊健太郎・村上和彦・唐沢俊一・竹熊健太郎・
高取英・永井豪・山下洋輔・藤田豊・小西良太郎さんほかの豪華メンバーが、
ぼくのマンガについて書いておられます。

 曙出版時代に編集者としてお世話になった「お宮」こと宮川義道(現マンガ家・
 つがる団平)さんのエッセイやぼくへのインタビューなど約50ページの特集です。
 
★年譜も掲載されますが、今回この企画をされました鈴木宏さんの調査では、
424ページにわたる「テッテ的」(つげ義春)なものでした。

★「彷書月刊」のバックナンバーが有ります。

★この企画のことで竹熊さんとお会いすることになりました。
 2001年初頭に発売の「IKKI」(第2号*小学館)では
 竹熊さんの連載『追跡者〜幻の漫画家・韮沢早を追え!』
 <もうひとつのトキワ荘伝説>に、ぼくも登場しています。
 この不思議なレポートを御覧下さい。
 

  
 
 


 

 
 
 
 タイトル 出版社  メモ
『爆発五分前』
『謀略の街』
『生きていた亡霊』
若木書房:A5判96ページ
同上
曙出版:B6版128ページ
昭和32年:デビュー作。二冊描いた後、目的の曙出版へ行く。
2冊目を鈴木さんが発掘。6000円だったようです。
昭和32年。
『南極の鬼将軍』
『幽霊戦線』
曙出版:B6判128ページ
同上
昭和33年:赤塚不二夫と高校3年のとき訪問。
同上:戦記物だが、怪奇風。
『宇宙大攻撃』 同上 昭和33年:戦記物を描いて来いと言われ「宇宙戦記」!を描いた。
カバー絵は戦前の巨匠大城のぼる先生でした!
『殺人鬼をにがすな』

『死神荘の少女』

同上 昭和33年:カバーは描かせてもらえなかった。それなのに何故か突然

誰かの少女物のカバーを描かされたこともある。

『少年空戦王』 
『くもの巣城』
同上
同上
昭和33年:架空戦記物。
同上
鈴木光明作品の研究サイトを管理する方がお持ちであることが判明。
33年、第17作目であることがクレジットされていました。
ネットのおかげで、こうした懐かしさに出会えたのです。
これも、漫画を長くやってきたおかげ、そして熱烈なファンの方々の
情熱の賜物です。下記のサイトを御覧ください。

「誘蛾灯の引き出し」
 
 http://www.scn-net.ne.jp/~yu_gatou/

『海底人間魚雷』 同上 昭和34年:これも196x年の架空戦記。
『戦艦大和の最後』 同上 昭和34年:第2次大戦物を描くんだと社長に念を押された。
毎月一冊くらいのペースで執筆。盗難にあい全て原本無し。
『空母撃沈作戦』 同上:定価130円 昭和34年:これも架空戦記物。カバー画は石原裕次郎の似顔絵だ。
『神変魔剣』 同上 昭和34年:これ以降、時代劇は描いておりません。
鈴木宏さんの調査ではB6判作品は24作まで確認できたそうです。
  
漫画年表S34(1959) ところどころに年表を入れてみました。
   1月

   
  2月

  
  3月17日

  
  3月29日

   4月 
  

  5月16日 

  6月12日 
  
  7月

  
  8月

  9月
  
   
  10月
 
  12月 

「新劇画工房」が発足した。さいとう・たかお、松本正彦らが参加。
『くらやみの天使』(u・マイヤ「少女クラブ」)石ノ森章太郎・水野英子・赤塚不二夫共同ペンネーム。

「劇画界」創刊。
『少年ジェット』(武内つなよし「ぼくら」)連載。
『おてんば天使』(横山光輝「りぼん」)連載。

「週刊少年マガジン」(3月26日号)創刊。86ページ三大付録共40円。
『13号発進せよ』(高野よしてる)など連載。
中村真理子誕生。(和歌山県)

「週刊少年サンデー」創刊。92ページ、定価30円。『海の王子』(高垣葵原案:藤子二人組の合作)『スリル博士』(手塚治虫)『スポーツマン金太郎』(寺田ヒロオ)『南蛮子天狗』(瀬戸一原作・益子かつみ)                                             

石渡治誕生。(神奈川県)

桑沢アツオ誕生。(福島県)

『七色仮面』(川内康範・原作:一峰大二「ぼくら」)連載。
『魔人ガロン』(手塚治虫「冒険王」)連載。

「週刊漫画サンデー」創刊。『忍者武士道』(荻原賢次)など連載。

『0マン』(手塚治虫「週刊少年サンデー」)連載。
『落盤』(手塚治虫「X」第三集)劇画タッチに初挑戦。

手塚治虫、岡田悦子と結婚。

『ポテト大将』(板井れんたろう「少年」)連載。
『忍者武芸帖―影丸伝』(白土三平・三洋社)第一巻刊行。

「懐かしの漫劇倶楽部」

高橋こうざぶろうさんが管理されておられるサイトです。
山根一二三、田中久、堀江卓、鈴木光明、泉ゆき雄らの懐かしい
付録などが見られます。会員も募集中。会誌を発行しています。
クリックをどうぞ。

http://www.sinfonia.or.jp/~orange/

 曙出版では、時代劇まで描かされた。『人間時計』の徳南晴一郎のアシストに行かされ事もあります。雑司が谷の墓地のそばに下宿していました。これも、なんとなくコワイ。

 昭和36年、『伊賀の影丸』(横山光輝「週刊少年サンデー」)。
 同37年、『おそ松くん』(赤塚不二夫「同上」)。
 同年10月、藤子・F・不二雄が結婚。
 11月、虫プロ第一回作品発表会(ヤマハホール)『鉄腕アトム』第一話ほかを上映。

ぼくはこの後、野球マンガを描かされる。たしか、王選手の伝記物を描いたら良く売れたせいだ。

曙出版*短篇誌(判明したもののみのリスト)


「別冊ローティーン」旅情の歌


「ローティーン」希望ある人生

「ティーンエイジャー」3月号

「別冊ティーンエイジャー」狂った山脈

「ハイティーン」青春の勝利者

「ハイティーン」裏街の顔役


「ハイティーン」銀座台風


「ハイティーン」第二巻・第九号


「ハイティーン」第二巻・第十一号


「ハイティーン」第二巻・第十二号


「ハイティーン」裏街の挑戦者


「ハイティーン」黒潮


「ハイティーン」蒼い街角


「ハイティーン」オレの素顔


「ハイティーン」黒幕に聞け


「ハイティーン」若い闘魂


「ハイティーン」No.11


「別冊ハイティーン」悪の断層
作品タイトル
 

『灰色の旅路』  

『やぶかれた青春』

『ひき逃げ』  


『けだもの』 

『若者は羽ばたけ』

『ギャグ』


『デイトに強くなる本』 『する』


『ちゃっかりコンビ』(ながたにくにお・名義)


『海は満員だ』


『西部に狂った男たち』


『夢はでかく持て』


『太陽のない街


『街角のジョニイ』


『無銭旅行』(ながたにくにお・名義)


『夜の旅』 『ハイティーンちょっと拝見』(ながたにくにお・名義)


『世界怪作文学入門』(ながたにくにお・名義) 『現代ラブレター作法』


『不敵な青春』


『わるい奴ら』
『死球作戦』 曙出版:A5判135ページ 昭和39年:これ以前の青春物短編誌「ハイティーン」なども盗難さる。短編の記録は全く無い。
『忍者チーム』 同上 1963年には長編一冊のシリーズにもどっている。
『新人王』 同上 長島選手の伝記を描けと言われたが、同タイトル本が出て中止。
『死体球団』 同上 替わりに王物語を描いたら売れた。
『三冠王』 同上 それでシリーズ化し、主に野球ミステリーを描いた。
漫画年表S39(1964)
   1月

   1月29日

   3月 

 

   4月

   4月18日

  
   5月

   

   7月

 

 

   9月

    
   11月 

   
   12月

  

 『丸出だめ夫』(森田拳次「週刊少年マガジン」)連載。 望月峯太郎誕生。(神奈川県) 『オバケのQ太郎』(藤子不二雄二人組&スタジオ・ゼロ 「週刊少年サンデー」)連載。『おかしなおかしなおかしなあの子』(石ノ森章太郎「週刊マーガレット」)連載。

「希望の友」創刊。(潮出版社)
 『山本まさはるシリーズ』刊行開始。(ひばり書房)

手塚治虫、「サンケイ新聞」の特派員として、ニューヨークの世界博を取材に行き、W・ディズニーと出会う。

砂川しげひさ、大阪より上京し、北区上十条の二畳半下宿へ。
「月刊ガロ」創刊。(青林堂)

『サイボーグ009』(石ノ森章太郎「週刊少年キング」)連載。
『虫類図譜』(辻まこと・芳賀書店)刊行。
『宇宙エース』(吉田竜夫「少年ブック」)連載。
『ようこシリーズ』(矢代まさこ・若木書房)刊行開始。
有限会社さいとうプロダクション発足。

『忍者ハットリくん』(藤子不二雄A「少年」)連載。
「別冊少年マガジン」(季刊)創刊。

「月刊のらくろ」創刊。(ろまん書房)
『007』(イアン・フレミング原作さいとう・たかお「ボーイズライフ」)連載。

『白いトロイカ』(水野英子「週刊マーガレット」)連載。
日本漫画家協会結成。理事長・近藤日出造。

昭和40年、『秘密探偵JA』(望月三起也「週刊少年キング」)。
     『フジ三太郎』(サトウサンペイ「朝日新聞」)
     『アイアン・マッスル』(園田光慶:東京トップ社・ありかわ栄一名義)
     『ギャートルズ』(園山俊二「漫画サンデー」)
     『ねこ目の少女』(楳図かずお「週刊少女フレンド」)

昭和41年、『意地悪ばあさん』(長谷川町子「サンデー毎日」)
     『巨人の星』(梶原一騎原作・川崎のぼる「週刊少年マガジン」)
     『サイボーグ009』(石ノ森章太郎「同上」)
     12月15日、ウオルト・ディズニー死去。

                                     

                                    

文字ばかりで疲れるでしょう。
ゴロ丸のカットでちょっとお休み下さい。WEBページに挿入すると、顔のピンク色が消えてしまった!

 

 

 貸し本向け単行本の衰退で、一冊当たりの発行部数は3000部を完全に割っていた頃の作品です。
 
 
『忍者1964』
『零戦1964』
『鬼神1964』
曙出版:A6判135ページ 忍者が現代に現れるというシリーズ第1作。
『忍法帖1964』 同上 シリーズ4冊目。
『猿飛1964』 同上 貝塚ひろしが面白くて参考になると言ってくれた。5作目。
『霧隠1964』 同上 我孫子氏(藤子さん)が山田風太郎を読めと勧めてくれた。
漫画年表 S43年(1968)
  1月

 

 

 

 

 
 3月30日

  4月

 4月21日

  5月

 

  6月 
  

 
  7月

 

  8月 

  
  10月
  
  11月

  
  
  12月

日本漫画家協会・読売新聞社主催「漫画100年展」(池袋・西武)
『あしたのジョー』(高森朝雄原作ちばてつや「週刊少年マガジン」)
『アタックNo.1』(浦野千賀子・「週刊マーガレット」)連載。
『タイガー・マスク』(梶原一騎原作・辻なおき「ぼくら」)連載。
『百馬鹿』(横山隆一「週刊漫画サンデー」)連載。
『ガラス玉』(岡田史子「COM」)連載。
『劇画大学』(辰巳ヨシヒロ・ヒロ書房)刊行。
「虫コミックス」刊行開始。(虫プロ商事)
『パラダ』(阿久悠原作・上村一夫「平凡パンチ」)連載。

 TVアニメシリーズ『巨人の星』放映開始。

「ビッグコミック」月刊で創刊。翌年4月より二回刊『佐武と市捕物控』(石ノ森章太郎)連載。

TVアニメシリーズ『怪物くん』放映開始。 

「少女コミック」月刊で創刊。翌年8月より月回刊、S45年より週刊化。
国税庁発表、高額所得者番付申告額/梶原一騎(1551万8000円)手塚治虫(1756万8000円)・石ノ森章太郎(1644万3000円)

「週刊セブンティーン」創刊。(集英社)
「ガロ」つげ義春特集号刊行。『ねじ式』が話題となる。
『花びら日記』(西谷祥子・「週刊セブンティーン」)連載。

「月刊プレイコミック」創刊。8月より月2回刊。
『人類戦記』(山上たつひこ「COM」)連載。
長篇アニメ『ホルスの大冒険』(東映動画)封切り。

「少年ジャンプ」隔週で創刊。翌年11月より週刊化。
「ごん」創刊。(光伸書房)
『日本漫画100年』(須山計一・芳賀書店)刊行。

『ハレンチ学園』(永井豪「少年ジャンプ」)連載。
『夕日くん』(サトウサンペイ「週刊朝日」)連載。

『サインはV!』(神保史郎原作・望月あきら「週刊少女フレンド」)                    『アモン』(上村一夫「ヤングコミック」)連載。
  

『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志「少年ジャンプ」)連載。
『寺島町奇鐔』(滝田ゆう「ガロ」)連載。

 単行本描き下しから、雑誌連載時代に入る。
  『バカ式』はおそらく、日本で初めての本格的絵柄パロディ・コミックです。
   ぼくはわざと「盗作マンガ家」を名乗りました。「COM」という自由な雑誌
   だからこそできた仕事です。
 
 
『しびれのスカタン』 曙出版:新書判228ページ 昭和43年3巻。「少年画報」連載。キャラ設定・赤塚不二夫。
『バカ式』 同上 昭和45年。「COM」連載の、初の絵柄パロディ・シリーズ。
『少年マネジン』 実業之日本社:同160ページ 昭和46年。「漫画サンデー」「プレイコミック」ほかの作品集。
『アホ式』 曙出版:同上208ページ 昭和47年。ほかに『マヌケ式』もある。
漫画年表S46(1971)
  1月

 
  2月

  3月 
  
  3月7日

  4月

  

  
   5月

   7月

 
  
  7月13日

   8月

  9月
  9月25日
 
  
  10月
  10月24日
   
  11月
  
  12月

『キバの紋章』(真崎守「週刊少年マガジン」)連載。
『毛沢東伝』(藤子不二雄A・「週刊漫画サンデー」)連載。

『釘師サブやん』(牛次郎原作・ビッグ錠「週刊少年マガジン」)

『櫻画報』(赤瀬川原平)の「アカイ アカイ アサヒ」記述で「朝日ジャーナル」が自主回収され、連載中断。
西川辰美死去。

『モンシェリCoCo』(大和和紀「週刊少女フレンド」)連載。
『仮面ライダー』TBS系で放映。翌年にかけて変身ブーム。
『空手バカ一代』(梶原一騎原作・つのだじろう「週刊少年マガジン」)
連載。

『フクちゃん』(横山隆一・「毎日新聞」)5534回で終了。

『高校生無頼』(小池一夫原作・芳谷圭児「週刊漫画アクション」)
『バビル二世』(横山光輝「週刊少年チャンピオン」)連載。
『黒い雨にうたれて』(中沢啓治・一光社)刊行。
益子かつみ死去。

「SNOOPY」創刊。(ツル・コミック社)
『櫻画報永久保存版』(赤瀬川原平・青林堂)刊行。

『ほえろボボ』(村野守美・「COM」)連載。
アニメ『天才バカボン』(NTV)放映。
『アラベスク』(山岸凉子・「りぼん」)連載。

月刊てずかマガジン「れお」創刊。(虫プロ商事)
アニメ『ルパン三世』(YTV)放映。

『11月のギムナジウム』(萩尾望都「別冊少女コミック」)連載。

水木しげる26年ぶりに、ラバウル郊外のトライ族の村を再訪。
『ぼくのすきな外国の変わった漫画家たち』(植草甚一・青土社)刊行。
「月刊リイドコミック」創刊。(さいとう・プロ)

昭和47年、『同棲時代』(上村一夫「週刊漫画アクション」)
     『ポーの一族』(萩尾望都「別冊少女コミック」)
     『共犯幻想』(斎藤次郎原作・真崎・守「週刊漫画アクション」)
     『ベルサイユのばら』(池田理代子「週刊マーガレット」)
     『漂流教室』(楳図かずお「週刊少年サンデー」)
     『デビルマン』(永井豪「週刊少年マガジン」)
     『ブッダ』(手塚治虫「希望の友」)  まだ傑作がある!すごい年だ!!
『ニャロメの万博案内』(1--3巻・実業の日本社)をプロデュース。その後『ニャロメの数学教室』など多数のお勉強マンガや、カルチャーコミックのシリーズをぼくが描いた。

 自分名義の作品が少なくなっていく。
 
 
『東海道戦争』 朝日ソノラマ:新書判238ページ 昭和44年。筒井康隆の短編SFを長編化。多忙のため4年がかり。
『絶対面白全部』 曙出版:同上192ページ 昭和50年。「ヤングコミック」連載のもの。
『マンガ経済白書』 毎日新聞社:46判238ページ 昭和63年。『世界経済入門』などというストーリー物も描いた。
ダイヤモンド社で赤塚名義でビジネスマンガ(『孫子』など)を描いているころ『日本経済入門』(石ノ森)がベストセラー。

 マンガ原作が単行本化されたもの

 『カーマスートラ』は『インディジョーンズ』のSEX版!?をねらって書きましました。
 永井さんも、おおいに楽しんで描いてくれていて、ぼくも大好きな作品です。豪ちゃん
 ファンで未読の人がいたら、そりゃモグリだ。
 
 
『カーマスートラ』 永井豪(徳間書店)長谷邦夫原作四巻 平成2年、書下ろしシリーズ
『スウェデンボルグの大霊界』 かきざき和美(徳間書店)
長谷邦夫原作 三巻
同3年、同上。
『天才バカボンパパの最新宇宙論探検』 長谷邦夫作画:監修・佐藤勝彦(東京大学教授)同文書院 同3年、ホーキング理論を
マンガ化。番外です。 
『必殺!OL非事人』 伊藤理佐(アスキー出版局) 同8年、「週刊テーミス」
『黒豹狙撃』(上・下) 多田拓郎(光文社)長谷邦夫シナリオ 同8年、門田泰明の小説

赤塚名義から長谷名義になり人物伝記シリーズを描いたダイヤモンド社本(平成4年)
 
 
『アインシュタイン』 ダイヤモンド社 フジオプロのクレジットがあるのは、赤塚キャラ
が少し登場するため。
『フロイト』 同上
『南方熊楠』 同上 現地取材をした。
『ノストラダムス』 同上 惑星直列が盗作だとクレームをつけてきた人がいた。フィクションなのこれ?!
『出口王仁三郎』 同上 教団側が取材協力してくれた。
漫画年表H2(1990)
  1月

  1月7日

  2月

  3月

 
  5月

 
  7月

  8月

  8月25日
  8月28日

  9月 

 
 
  10月
  

  11月
  11月18日

  12月
 
12月 11日 

『うしおととら』(藤田和日郎「週刊少年サンデー」)連載。
『14歳』(楳図かずお「週刊ビッグコミック・スピリッツ」)連載。
荻原賢次死去。

『COMの青春』(秋山満・平凡社)刊行。

『東周英雄伝』(鄭問「コミックモーニング」)連載。
「A・ha」創刊。(ESSO)

 『正伝・昭和漫画』(寺光忠男・毎日新聞社)刊行。
『祝福王』(たかもちげん「コミックモーニング」)連載。

国立近代美術館で「手塚治虫展」開催。

『水木しげる画業四〇周年』(同記念編集委員会編・籠目舎)刊行。
「コミックガイア」創刊。(青心社)
滝田ゆう死去。
松下井知夫死去。

『恐怖夜話』(犬木加奈子「ホラーハウス」)連載。
『クレヨンしんちゃん』(白井儀人「週刊漫画アクション」)連載。
堺の「黒人差別をなくす会」が手塚漫画の黒人描写を問題視。

『SLAM DUNK』(井上雄彦「週刊少年ジャンプ」)連載。
『増補一平全集』全20巻(清水勲・湯本豪一共編・大空社)刊行。

『虹色のトロッキー』(安彦良和「月刊コミックトム」)連載。
和田義三死去。

『ナニワ金融道』(青木雄二「コミックモーニング」)連載。 
『幽☆遊☆白書』(富樫義博「週刊少年ジャンプ」)連載。
西沢周平死去。

長谷邦夫活字本リスト
『ブリタモリ』 講談社・スコラ 昭和57年、タモリ・加藤芳一・赤塚との共著。
『1の思想』 MG出版 同63年、三日間のホテルかんずめで書く。
『快読術』 ダイヤモンド社 平成2年、マジメな読書論。
『脳に気持ちいい乱読術』 同上 同4年、斉藤慎爾氏にほめられました。
『バカ本なのだ』 評伝社 同5年、謎本ブームで書かされた。
『ニッポン漫画家名鑑』 データハウス 同6年、努力だけでミス多し(竹内オサム氏)
『ニッポン名作漫画名鑑』 同上 同上
『ニッポン漫画雑誌名鑑』 同上 平成7年、努力に「同情」して!(^O^)''
『ギャグにとり憑かれた男』 冒険社 同9年、赤塚との思い出。
このほか赤塚不二夫名義でかいた「ゴースト本」があります。

『シェーの自叙伝』(華書房)マンガ家としてはじめて書いた活字本です。半分はマンガ旧稿。
『人生破壊学』(広済堂出版)半分は詩人の奥成達に助けてもらいました。
『笑わずに生きるなんて』(海竜社)中央公論社で文庫化。やっと一冊の自伝が出た。
『ラディカルギャグセッション』(河出書房新社)ギャグ作りの実際を公開した。
『バカ本』(徳間書店)ナンセンス・エッセイ。
『打たれても出る杭となれ』(PHP研究所)これだけが雑誌発表のもの。
その他、赤塚名義の単発エッセイの90パーセント以上はぼくが代筆しました。
あとは、「墨汁一滴」(石ノ森主宰の同人誌)以来のマンガ仲間である横山孝雄(現在アイヌ
研究家)が書いています。
 当時の赤塚はフジオプロダクションは個人的なスタジオではなく、メンバー全員が赤塚である
という考え方でした。そのため編集者側がOKなら自由に書いてよいと、こうした仕事を許可し
ていたのです。一番面白くない『打たれ…』が何度も版を重ねました。    
 日本人ってマジメだなあ。
 赤塚の本でも説教本を買ってくれるんですから。
 
 
 
 
 

2000年*『漫画の構造学!』(インデクッス出版)刊行

 番外本:『叫びのかたち』(イザヤ書房)ぼくのたった一冊の詩集です。一緒に同人誌活動した
                    友人の山本良一が出版してくれた。自家版です。
                    「現代詩手帳」で入選した極く古い作品も入っています。
                    選者は長谷川龍生でした。
                     マンガ作品では、かつての「ヤングコミック」に、
                    『ジョージ秋山に捧げる詩』という短詩数編だけで構
                     成したものがあります。自分でも好きな作品です。
 

                                       



   
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